【壊抱き番外編】キミに永遠の愛を誓う―阿川先生Side―





「苦しめるとか、迷惑とか……俺はそんなこと思ってない……。ただ、穂乃ちゃんと一緒にいたいだけなんだ……」


「咲哉さん……」


「頼む……俺を1人にしないでくれ……。俺の傍にいてくれ……頼むから……」



だからもう……出て行くなんて言わないでくれ……。


俺は穂乃ちゃんがいないとダメなんだ……。


穂乃ちゃんがいないと生きていけないんだよ……。


だから――。


俺はズルズルと床に倒れ込んだ。


穂乃ちゃんの両腕を掴んで、顔を上げる。


俺を見下ろす穂乃ちゃん。



「穂乃ちゃん……俺を1人にしないで……」


「咲哉さん……」



穂乃ちゃんが俺の頭を優しくそっと包み込む。


情けないな……。


男のくせに泣くなんて情けないな……。