「おはよう。穂乃ちゃん」



そう言って、穂乃ちゃんの隣に行く。


ベッドの上に座ってる穂乃ちゃん。


パジャマをちゃんと着てる。


穂乃ちゃんの手には、昨日、枕元に置いたプレゼント。



「あ、おはよう」



穂乃ちゃんが言った。



「あれ?それ、どうしたの?」



プレゼントを指差して、ワザとらしく言ってみた。



「あっ!そうそう!これね、起きたら枕元に置いてあったの!」



何か思い出したように言う穂乃ちゃん。


それが可愛くて、思わず抱きしめそうになる。



「へぇ……」



自分で演技してるのがおかしくなってくる。