玄関を入ると、 お父さんが居た。 「おぉ雫」 「何処かへお出かけですか?」 「あぁ。ちょっとな」 お父さんはあたしを見ない。 まぁもう慣れたけど。 「心、婚約するそうですね。ご存知ですか?」 お父さんが知らないわけがない。