急に不安が襲ってきて

手で頬を抑える。

どうしよう!!


そう思いながらきょろきょろしてると

「先生~黒崎は図書委員やりたいんだって~」

隣の席の西山くんが手を挙げてそう言ってくれる。

「じゃあ黒崎は図書委員で決まりだな」

その声に先生がうんうん頷いて黒板に書いていく。

「ありがとう、西山くん!!」

ぶんぶんっと西山くんの手を取って握る。

「そんな振るなって、これくらい何でもないだろ?」

大げさだな~なんて言いながらも笑顔で

返してくれる西山くん。

なんていい人なのぉ~~!!

「さて、図書委員一人決まったが、
最初に決めなきゃいけないのは
委員長と副委員長、だろ?」

あ、そっか。

誰が委員長になるんだろ~~?

なんて思っていると