大島くんは何も言わないまま反対を向いて 歩いて行ってしまった。 大島くんって、あんな性格なのかな? この時 ちょっとだけ 本当にちょっとだけ 彼の事を知りたいなんて そんな事を思いながら 大島くんの背中をずっと見ていた。