「母は..もったとしてあとどれくらいなんでしょうか」
ママが真剣な表情で先生に質問をする。
どうしてそんな事平気で聞けちゃうの?
家族が減っちゃうんだよ?
いなくなっちゃうんだよ?
「正直..今まで持っていた方がおかしいですね」
「ということは..」
「はい..何も力になれず申し訳ありません」
先生は深くお辞儀をした。
廊下に出ると、蓮くんが心配そうな顔をして立っていた。
「心..ちゃん?」
そっか、蓮くんも病院に付いてきてくれたんだっけ。
「いや..お母さんんが..死ぬなんて..」
ママが泣きながら地べたに座り込む
顔を手で覆って
首を左右にブンブンふって。
「きっとお義母さんは知っていたのかもしれないな。自分の体がどれくらい
病に冒されているかを」
「でも!それでも..どうして?何でよ」
「だから会いに来たんだ俺達家族に最後の姿を見せるために」


