パパのお母さんは事情があってパパを施設に預けたんだけど
20年ぶりに会いに来た。
パパと一緒に暮らすために。
それを知ったママはね、最初怒鳴ったんだって。
子供を守れない親なんて最低だって。
親の事情なんて子供は知らないって、怒っちゃったんだって
いっぱい泣いて
沢山悩んで
ママは大きな決断をした。
パパと笑顔でさようならをしようって。
そしてパパとママは別れた。
でもそれから何年か経ったある日パパとママは再会した。
学校の桜の木の下で。
偶然じゃない、そう思ったんだって
パパが運命の相手だってママは確信したんだって。
そして二人はみんなに祝福されながら
結婚した。
「何だかすごいですね」
話を終えたパパ達に蓮くんは最初そう口を開いた。
そして
「でも凄く素敵だと思います。おじいさんやおばあさん、黒崎さんのお父さんや
お母さんがどれだけ家族や気持ちを大事にしていたのか、分かったような気がします」


