ママの言葉に思わず笑顔になるあたし。


「ほんとう!?じゃあこれから一緒に暮らすんだね!!」

あたしの言葉に

「そうよ」

ママがそう答える..ママ?


「ママ、どうかしたの?」

「あ、ううん、何でもないの。ほら二人とも遅刻するわよ」

ハッと時計を見ると針はもうすぐ8時になろうとしている。

「あわわわ、遅刻するー!じゃあ行ってくるね!!パパ行くよ」

「ああ。それじゃあ行ってくる」



「はいはい、いってらっしゃい」

ドアを開けて閉めようとすると、ママが笑顔で手を振ってくれる。


あたしの気のせい..だよね。


ママがどこか元気がないように見えたのはきっと気のせい..


そう決めつけて学校へと向かった。