「ゆっくりでいいのよ、心が思ったこと、ママに教えて?」
あたしの肩を抱くママの声が体に直に伝わって来る。
不思議。
今度は一気に落ち着いた気持ちになる。
ママの言葉にこくんと頷いたあたしは
少しずつ話を始めた。
須賀くんからの突然の告白と
それと大島くんの事。
するとママってば
「ぷっ」
急に口を手で押さえて笑いだした。
「ちょっとママ!人が真剣に悩んでるのに!!」
「ごめん、ごめん、おかしくてつい」
おかしくてって・・そんな面白い事言ってないよ、あたし。
ママに喋らなければ良かったかも。
「ママ酷い」
プイッと頬を膨らませてママから離れようとすると
「違うのよ。何だか親子なんだなって思ってね」
ママからの意外な言葉に驚く。
「心は好きなのね、須賀君の事が。大切に思っているのはよくわかったわ
でもね。いくら大事なお友達だからといって、自分の正直な気持ちを
抑えるのはよくない事だと思うわよ?」


