「心?ご飯よ?」
どうやら家に帰ってずーっと泣いていたみたい。
ママの声が遠くから聞こえてくる。
「ご飯、食べたくない」
ボソッと呟いてみたけど。
ぐぅ~~っとお腹のムシは空腹を知らせてくれる。
コンコン
「心?どうしたの?ご飯よ?」
「・・・」
「入るわよ?」
ママの声と同時にドアがゆっくり開いた。
「ど、どうしたの?心」
暗かった部屋に電気を付けてママが入って来た。
その光が眩しくてつい顔をしかめてしまう。
「ママ」
優しいママの声に、止まったはずの涙がまた溢れてくる。
「ママ、あたし、あた、しどうしたら」
気が付いたらママの胸に飛び込んで
「うわーーーん!!」
大きな声を上げて泣いていた。


