「どうして、そんな事、聞くの?」
「なんとなく、二人、いつも仲がいいから」
体の震えがどんどん強くなっていく。
それを我慢するかのように手にぎゅっと力を込めて。
抑えなくちゃ、抑えなくちゃ。
分かってるのに。
「どうして?そんな事聞くの?」
大島くんの顔を見られなくて下を向きながら
同じ質問を何度も何度もする。
「どうして?どうして?」
「黒崎、さん?」
「あたしは、あたしは!!」
ぽたぽたっと涙が床に落ちていくのが分かる。
あたしは大島くんの事・・
え?
今あたし、
「ごめ、なさ」
ハッとして、今何が起こっているのか自分でも分からなくて。
「ちょっと、心!?」
「黒崎さん!!」
大島くんの声も百合ちゃんの声も無視して
あたしは賑やかな教室を抜け出した。


