でもその一生懸命さが 周りにも伝わってきて 気が付いたらいつも助けたくなるんだよな。 だから今だって 「きゃぁあ!」 階段から落っこちになっていた黒崎を 抱きかかえて助けたりしてしまう。 「しっかりしろよ」 「…」 なんだよ、 人が助けたんだからありがとうくらい.. 「須賀くんてすごいね!」 まっすぐ俺を見つめる瞳は くりくりとまんまるで黒くて。 その中心部には当たり前なんだけど、俺が映っている。