いつの間にか目の前には 須賀くんが立っていて。 「どうしたの?須賀くん?」 「いいから」 そう言うとグイっとあたしの腕を引っ張った。 なに? 須賀くん? 「悪い、蓮、こいつ借りるわ」 「あ、うん」 「え?なになに?」 状況が読めないのはあたしだけ? 「ほら、来いよ」 あたしの腕を引っ張って どんどん前に進んでいく。 あぁ、せっかく大島くんと猫の話で盛り上がったのにぃ!! 「あのう、須賀くん?」 こうして須賀くんとお話するのは 初めて。 だからちょっとだけ緊張する。