『柚樹…‥?』


…‥ッッ!!!!!


「あっ、ご、ゴメンなさい…」

先輩の声で我にかえった。


『急にどぉした?具合悪いか??』


後ろで梓と達也先輩ははしゃいでる









先輩、違うよ…‥





具合悪くなんかないよ。












でも











うんって言ったら





保健室、連れてってくれるのかな?










お姫様だっこして



廊下歩いてくれるのかな?












なんて。漫画の世界だよね(笑)





「先輩…‥」


『ん??』


「左手みせてください♪指輪、チョー可愛いかったです♪(笑)」


ドクン……‥


もし本当にペアリングだったらどぅしよ…‥



ドクン…‥




私は精一杯の造り笑顔を先輩に向けた。