昼休みで混んでる食堂。
私達はいつものイチゴオレを買って
真ん中の席に座った。
『~で、ホレちゃったってワケかぁ~♪♪』
「まぁ…‥ね/////」
『なぁに赤くなってんの~(笑)
柚樹かぁわいい~★★(笑)』
昨日の出来事を一部始終話した。
梓はその間、真剣な顔で聞いてくれた。
ほんと、いぃ子だなぁ~
『まっ、いぃぢゃん!!!
好きになるまでの時間なんて関係ないよ♪
大切なのは気持ちでしょう?♪』
フォークでから揚げを食べながら、
似合わないキザなセリフを言う梓が
すごい面白くて…(笑)
「まっ……まぁッ…ね、プッ…フフ…アッハハ♪」
『なぁに笑ってんのよ~!!
けっこう真剣だったのにぃ!!(笑)
もぅ!!イチゴオレ飲んでやるッ!!♪』
私の手元にあったイチゴオレを素早く奪いとった。
「あぁ!!!梓~!!!!」
その時だった。
何か冷たいモノがほっぺたに当たった。
「ひゃあッちょッ…誰?!」
『ひゃあ~ちょ~誰~??(笑)』
ほっぺの横にはコーヒー牛乳。
私の後ろに立ってたのは…‥
『よっ♪柚樹っ♪♪』
「せっ…せんぱい!!!!!」
ニコッていたずらっぽく笑う先輩がいた。
『びっくりしたぁ~♪??』
「びっくりしましたよぉ!!もぉ~」
ドクンドクンドクンドクン
『ふははっ♪ゴメンなっ♪』
先輩の手が
私の頭に触れた。
くしゃくしゃって
撫でてくれた。
ドクンドクンドクンドクンドクン
もぉ…‥
先輩がそんな事するから
好きって伝えそうになる。
『ほら、コレやるから。
友達と取り合いすんなよっ(笑)』
「コーヒー牛乳…‥」
『あっ…‥
イチゴオレじゃなくてゴメンな…?』
「‥………。。」
『柚樹???』
違うよ。
違うの。
スゴク嬉しいの。
「先輩っ、ありがとっ♪♪」
