キーンコーンカーンコーン――――…‥


『ゆ~きっ♪お弁当、食べよっ★』
 
「あッ…うんっ♪」



4時間目の終わりのチャイムと共に
梓が寄ってきた。





つまらない毎日。


特別な変化もなく、ただ、時間だけが過ぎてゆく。



中学の時。


高校に夢を抱いてた。


高校生になったら、絶対に恋してやるんだっ!

って、決めてた。


だけど実際

行きたかった志望高より

一つ下のレベルの高校で


親友って呼べる程、仲の良い友達は居なくて


みんな上辺だけ。



そんな"無駄"だった毎日を変えたのは



先輩。




アナタでした。