あるとき、友は果南斗を後ろに乗せて走っていた。 果南斗が海へ行きたいと言ったからだ。 「ついたぞ」 「わーい!気持ちいい!ほら、友もこっち来なよ」 夕日に映える果南斗の笑顔に、思わず 「きれー」 と呟いた友だったが、はしゃぐ果南斗には聞こえるはずもなく。 友は砂浜に腰を下ろした。 手をついている砂は、サラサラしていて、心地よかった。 ふいに、果南斗が友の隣に座った。 「?……どうした?疲れたか?」