その日の放課後、友は教室で、1人本を読んでいた。 バイトをしているわけでもなく、部活に入っているわけでもなく、 「放課後をもてあそぶ暇人」という名称までつけられた。 ……もちろん、立宮香にだ。 「なんかやろうかなぁ」 ため息まじりでつぶやいた友は、ふと廊下の人影に気付いた。 崎冬馬と果南斗が立っている。 「その言葉、待ってた!」 「は?」