「正確、かつ簡単にまとめると、冬馬が脅したら教頭が用意してくれた…みたいな?」 立宮香がニヤニヤと崎冬馬の顔を見た。 「やっぱ?」 「想像ついてたんだろ」 「まぁね……」 互いにニヤリと笑って、それから4人は、豪華な食卓を囲んだ。 「そういや、弟元気?」 「うん、ただ親父が…ね」 立宮の家はヤクザだ。 でも喧嘩ができない兄に代わり、弟に期待が寄せられていることに、立宮は心苦しんでいる。 「お前は明るい良い奴だ。」 友はボソッと言うと、少しだけ微笑んだ。