「お前、お母さんにも飯作ってるのか?」 「うん。」 「そうか、大変だな。」 ムシャムシャと大口を開けて昼食を食べながら、崎冬馬が聞いてきた。 「うぅん……やりきった時にね、ちょうどお母さんが帰ってくるの。 それで、『幸せー!』って言ってくれるから、あたしは全然大変なんかじゃないんだ。」 ナデシコは崎冬馬を見つめると、にっこりと笑いかけた。