そのまま2人は寝ていたようだ。
気が付くともう1時を回っていた。
ナデシコは、崎冬馬の寝顔を見ていた。
「先生、いろいろ疲れてるのにね……ごめんね……」
そっと呟くナデシコは、崎冬馬の色素の薄い髪を撫でた。
自分はハーフで、元々金髪がかっているが、崎冬馬の髪の色は、自毛なのだろうか…?
ふと気になり、ナデシコは、後で聞いてみようと思った。
極力音をたてないように部屋を出ると、台所へ行き、お昼ご飯を作った。
今日のお昼は2人分だ。
少し嬉しかった。
電話の事さえなければ……
ナデシコの心は弾んだ。


