まっすぐ家に帰るのは気が引けたので、町をぶらつくことにした。 何気なく振り返ると、人々の頭1つ上に、少し長めの薄茶の髪が見えた。 その人は振り向き、冬野と目が合う……… 冬野は、即座に回れ右をすると、急いでその場から去ろうとした。 しかし 「うっ……ゲホ……」 またしても吐き気に襲われた。 その場に座りこむ冬野。 その様子を見た十神は、ダッシュで冬野に駆け寄った。