朝の詩─── この名前が有名になったころ、 崎冬野は4代目総長になった。 日々家を抜け出し、バイクを乗り回していた。 次の日には何事もなかったかのように家から学校へと通った。 ───朝唄う詩は何よりも気分がいい─── 朝の詩のモットーだった。 事実、朝に暴走行為をしたことはないし、 気分の悪い朝を迎えるような事件を起こしたこともなかった。 それが売りだったのだから。