「お?味噌が切れてるわ」




田中さんの一言で優はパシリ、もとい買い出しに行かされた。桜が私が怪力だなどと告げ口したせいで、塩とお神酒も追加された。




町へ出ると道行く女の子達が振り返る。そのことを不思議に思いながらも味噌を買いに行く。



前の事で桜子を連れて行くと危険だと分かったので、今回は置いてきた。




「みーそっみーそっ!」




この時代はビニール袋とかが無いため桜子作手作りエコバックを片手に歩く。ちなみに原材料は風呂敷。




機嫌良く歩いていると前で何やら揉め事が起こっていた。