「な、何だと」 男は明らかに戸惑っている。 「おいお前ら、壬生浪士組の土方歳三が許可する。女ごと斬れ!!」 (……はあ!?) 「ちょっ待っ」 土方という男の部下らしき男達が刀を抜いて迫って来た。 「優!!」 ゴス!!っと鈍い音がしてとっさに目を閉じる。 ボキッ!!という音と桜子を人質にとっていた男の悲鳴がすぐ側で聞こえゆっくりと目を開ける。 目の前には倒れた土方の部下一人と、後ろでは自分に刀を突き付けてきた男が腕をありえない方向へ曲げられ呻いていた。