「凄っ!!!」 もう昼近いが京都の町は多くの商人と買い物客でごった返している。 そんな中、興奮する優をよそに桜子は淡々と買い物を続ける。初めのうちは桜子も驚き興奮していたが、隣がうるさいお陰で冷めてしまった。 そろそろうざくなってきた優を黙らせようかと考え出した時、すぐ近くで悲鳴があがった。 振り返ると抜き身の日本刀を持つ男数人が大通りで切り合いを始めていた。