「おじゃましまーす。」


そっと、扉をあける。


扉をあけると、いかにも洋風なキラキラと光っているシャンデリア。


ベッドはキングサイズ。


夜景が一望できる大きな窓。


まるで、お城の中にいるかのような感じだった。


私は急いで靴を脱ぎ捨て、キングサイズのベッドに全力ダイブ。


ボフッと心地よい音がして、ふわふわの掛け布団が私の体を包んだ。


「きゃーきもちぃ~!」



私はじたばたしながら奇声を発した。


「ベッドは一個か♪」



陸がご機嫌にそうつぶやいた。



「えっ…。いっ…1個!?」


うそっ!?



一緒にねるの!?



「たぁーくさん、あーんなことやこーんなことが出来るね♪」



「いやぁ~!」



ムグッ!



「んっ!」



叫んだからか、陸が私にキスをした。



「んふぅ…。」



ぷはぁ…



「静かに!葵は声でかいから、近所迷惑だよ!」




「う、うるさい!!」



プイッとソッポをむいた。


顔が…



熱いよぉ。