アルミラは、戦いの果てに、強大な国力をたくわえた。

国中から徴集され、最前線に投じられた多くの兵士たちが命を落としたが、失われた労働力は、敗戦国から連れてきた奴隷たちが十分に補ってくれている。

攻める先がなくなった今、国内に目を向ける他はない。

次代の王座を巡る争いは、ますます熾烈になるだろう。