「背中に羽がないのが不思議なくらい」

「最初は何もできなくて、どうなることかと思ったけど・・・」

「いいのよ不器用だって。あんなにきれいな子は他にいないわ。どんな姫君も太刀打ちできないわね」

もちろん、当の二人は、娘たちの視線が、自分たちに向けられていることなど、知りもしない。