幼い頃、いつもユーリのそばにいて、ユーリを無条件に守ってくれたのは、グレアムという名の青年だった。

ユーリが笑いかければ、優しい笑みを返してくれた。

ユーリが泣けば、泣き止むまでそばにいてくれた。

大好きだった。

誰よりもグレアムのことが好きだった。

それなのに……。