「お前は、俺を憎んでいなくてはだめだ」

長い時間をかけて作り上げてきた舞台に、決定的な綻びが生じている。

このままでは、芝居のラストを書き換えることになる。

そうなれば、ユーリをそばに置く意味もなくなってしまう。