アイドルになら殺されてもいい!

それから数日が経った。




彼女は捕まり病院へと送られたらしい。



マネージャーを刺して逃げ
うちの受水槽に死体を投げ込んだ彼女は


何食わぬ顔をして
家に上がりこんだらしい。


なぜ俺のママになろうとしたのかは
謎だ。






とにかく
天使の顔をした殺人鬼は


俺の前から姿を消した。






そして再び戻った普通の生活。



また今日もおかんの小言攻撃。



それに耐えきれなくなった俺は
いつものように部屋に逃げ込む。



そして俺は願うんだ。



夜空に向かって。






「親なんていなくなってしまえ!
そしてアイドルと同居するんだ!


…ただし殺人鬼じゃないアイドルでお願いします」



とね。