アイドルになら殺されてもいい!

その様子を見て
顔が徐々に青くなる。



俺の顔がだんだんと青くなっていったと同時に
トイレの水がだんだんと赤くなっていった。



ごぼごぼとトイレから流れ続ける赤い水。
いやこれは水じゃない。




「ああ…」




俺はトイレの床に座り込んでしまった。



水の代わりに赤い血が
流れ続けるトイレ。



とうとう詰まってしまったトイレは
あふれ出し


トイレの中を赤く染めていく。


俺の視界が赤く染まっていく中
俺の意識も薄れていく。


血まみれのトイレに倒れこんだ俺。



外で彼女がドアをどんどんと叩く音が聞こえる。