アイドルになら殺されてもいい!

俺は依然として
蛇に睨まれた蛙のように


ナイフを握った
血まみれの彼女の前から動けないでいる。




まさか…



もしかして…



俺の中にある考えが
浮かび上がる。



まさか…



焦点が定まらなかった俺の眼に
再び光が灯る。