アイドルになら殺されてもいい!

突然家に入ってきて昼飯の支度を始めた彼女。
それを俺はなすすべもなく見つめている。



ハートビートは依然として収まる様子もない。




台所に入った彼女は
俺に背を向け食事の支度。



包丁を取り出し野菜を切り始める。
ギラリと光るネズミ色をした包丁。



トントンという音が響く
非日常が支配した家の中。



でもこのままじゃいけない。



聞いてみよう。
理由というものを。




そう。



基本的な事を。




何故彼女は唐突に
俺の家に現れたんだ?