きみに守られて

私立学校で落ちこぼれた生徒は
教室にロープを吊るされ
見せしめで自殺を先生に命じられる。

体が太っているだけで
世間から理不尽な刑罰をうけ付け
執拗に狙われる。

弱い者や少数派に暴力は流れだして、
命を奪われかけ瀕死の状態で逃げおうせてた者は
恐怖心が消える事なく、
敏感な防衛本能を膨れ上がらせ
危害を加える気が無い者や、
小さな命を簡単確実に奪った。



親は子にアクビのついでに教えた
”人を殺す経験をしろ
人殺しができて一人前だと。
悪いことの出来る強い人間になれ”と。


不幸な環境に生まれた子供は
知識を得る程に無口になり崩れていく。
子供の不幸は永遠に続く。
今日も何処かで子供が孤独に泣く。
今日も何処かで震える。
今日も何処かで勝手に小さな命が絶たれる。
子供は親を選べない、が、
親も好みの子供を選べない。

裏の世界には”道徳”は存在しなかった。
あるのは暴力的な”力”に服従する奴隷的な意志。

抑圧された時代への断念だった。

裏の世界には”道徳”は存在しない。
あるのは私利私欲の肯定のみだ。

もし、時代時代の
社会のルールに基づいた考えから生まれた常識を
”道徳”と言うのなら
”道徳”は存在したのかもしれない。