きみに守られて

それから二人は
座りなおすように
改めて話を続けた。

ユリツキの話しは
殆どが正樹の自慢話しであった。

優里は
コーヒーカップを両手で持ち、
椅子の上で体育座りをして、
嬉しそうに聞き入る。

「そんなに
正樹さんと気が合うのなら、
元の世界に戻っても
良い友達になれるよ」

「おいおい、無茶を言うな~
奴も大スターだぜ。
向こう側では会うことないし、
ましてや話すキッカケすら無いよ」

「ダメよ!そんな弱気じゃ、
何事も挑戦よ。
そうだ!ユリ兄も
芸能人になれば良いのよ!
そうそう絶対それが良いよ!」

「本当に凄い事言うよね。
神をも恐れねふとどき者とは、
きみの事だぁ~!」

「私は本気で言っているのよ。
いろいろ考えていたの。
そうなったら良いなって、
そうなったらまた
ユリ兄と会えそうな気がする・・。
会えたら、会えたなら、
この時をまた
思い出せそうな気がするの・・。
だからね、言ったの・・。
ユリ兄は・・・私の事好き?」

「そりゃ・・大好きだよ」