きみに守られて

窓際には、
親友久美子から貰った
空色やベビーピンクの
優しい色をした蝋燭が
仄々と小さいながらも
暖かく揺らいでいた。

「ユリ兄、髪伸びたね。
切らないの?切ってあげようか?」

「いや、いいよ。
このままでいい。
それに後ろでまとめていた方が楽だし」

ユリツキは肌色の素っ気無い輪ゴムで、
小さなポニーテールをこさえていた。


優里は突然、
自分の部屋へダッシューして行き、
猛ダッシューでテーブルに帰って来た。

両手には様々な髪止めと
カラフルな髪結い用の輪ゴムを
零れんばかり持っていた。

それらをテーブルの上に散乱させ
「どれがいい?好きなのあげるぅ」
偉そうに言った。