きみに守られて

夕方、正樹が釣りの誘いに来る。

無言のままで睨む、優里の
スーパーモデル級の毅然とした
立ち姿に、
正樹もまた無言で、
尻尾を巻いて逃げ出した。

取調室の椅子に座らされる
容疑者のようにユリツキは
強制的に腰かけされ、
対面に優里が落ち付く

「さて、ユリ兄何しょうか?」

「はい?・・なんだよ、
用事があるんじゃないのかよ?」

「あるわよ!りっぱな用事が!
私とお話するっていう用事がね」
優里は人差し指の爪先で
テーブルをコツコツ叩きながら
説教でもするように言った。

「え~釣がしたいよ~
マサキ~助けて~マサキ・・・」

「なにそれ?失礼しちゃう、
ホントーむかつくぅ」

「はい、すみません冗談です!
コーヒーでも飲みたいかな」

「はいは~い。」