きみに守られて

「ユリツキ君も両親をきっと
恨んでいるだろうね。
親に手を上げたのかもしれないね。
殺したい思ったかもしれないね。
だけど、何時までも、
そんな気持ちを持ったまま
生きてはいけないよ。
許しなさいとまでは言わないよ、
許してあげられることに
越したことはないがね。
理解する努力をしてもらいたいな。
根っからの悪人は存在しないと
信じてもらいたいね」


たい肥場近くになると、
あからさまに正樹が
糞の山に頭から突き刺さっていた。

青空からふりそそぐ
太陽の陽は土させも光らせ、
目に映る全てを躍動させている。