裏の世界って何?」
「見た感じはココと同じよ、
少しだけ違う」
ビーグル犬は
直ぐ隣にあった電信柱に尿をした。
どうも変な習慣が付いてしまったと
ユリツキに告げ、失礼を詫びた。
「何が違うんだよ?」
「まぁな、裏って言うぐらいだからな、
人は皆残酷で自分勝手かな?」
「かな?っておい!
でもそれじゃここと同じじゃねぇの?」
「行ってみりゃ解るよ」
「神様ならあんたが行って
連れてくりゃいいんじゃねぇの?」
「あっちの世界は神様は存在しないの。
オイラがあっちにいったら
ウミが逆流してこっちに戻ってくる」
「うみ?」
「そう、この世界のウミ。
逆流したら表も裏も
なくなっちまう。
オイラはそのウミを管理してんだ」
「解ったような・・・わからんような」
「人間はよ、
いろいろな目には見えない
ウミ(膿)をだすのよ。
オイラはよ、
オイラが作ったこの世界を
なんとか維持したいからよ、
別のこことまったく同じ世界を作って
そこに捨てる訳よ。
まぁゴミ箱ってとこか」
(ゴミ箱に大島さんいっちゃったのか?)
「昔は裏の世界一つ作れば
三百年もったのに、
この頃は五十年で
パンパンの満杯よ。
たまになんで人間なんて作ったのかって
こうかいするんだよ。
まったく人間の分際で
神様にストレスかけんなよ」
「見た感じはココと同じよ、
少しだけ違う」
ビーグル犬は
直ぐ隣にあった電信柱に尿をした。
どうも変な習慣が付いてしまったと
ユリツキに告げ、失礼を詫びた。
「何が違うんだよ?」
「まぁな、裏って言うぐらいだからな、
人は皆残酷で自分勝手かな?」
「かな?っておい!
でもそれじゃここと同じじゃねぇの?」
「行ってみりゃ解るよ」
「神様ならあんたが行って
連れてくりゃいいんじゃねぇの?」
「あっちの世界は神様は存在しないの。
オイラがあっちにいったら
ウミが逆流してこっちに戻ってくる」
「うみ?」
「そう、この世界のウミ。
逆流したら表も裏も
なくなっちまう。
オイラはそのウミを管理してんだ」
「解ったような・・・わからんような」
「人間はよ、
いろいろな目には見えない
ウミ(膿)をだすのよ。
オイラはよ、
オイラが作ったこの世界を
なんとか維持したいからよ、
別のこことまったく同じ世界を作って
そこに捨てる訳よ。
まぁゴミ箱ってとこか」
(ゴミ箱に大島さんいっちゃったのか?)
「昔は裏の世界一つ作れば
三百年もったのに、
この頃は五十年で
パンパンの満杯よ。
たまになんで人間なんて作ったのかって
こうかいするんだよ。
まったく人間の分際で
神様にストレスかけんなよ」

