なんだそれ。」
「三年前、オイラここに現れたのさ、
ほとんどが
人間がいない場所に現れるのだけどよ、
人がいる時はこんな感じで時間を止めるんだよ。
でよ、
あん時もよ時間は止めてよ、
オイラが出てきた訳よ、
そしたらこれがびっくり!
空間と空間の間の入り口に
ちょうどあの子がいて、
オイラと入れ違いで入っていちゃってね、
うんだもんでそりゃびっくりよ!」
他人事のように言った。
「びっくり!って、あんたね」
ユリツキは少し犬を殴りたくなっていた。
「それでよ、こりゃマズイっ!
てなもんで対処したんだけどよ、
これが遅かった。うんうん」
ますます他人事だった。
「それで?あ!でもあそこにいるじゃねぇか」
ユリツキは”憧れの人”を
まるで友達のように指さした。
「まぁまぁ、
あそこにいるのは十九歳だろ?
十六才のあの子だよ」
(わからん・・・)
「それで?」
「それでよ、
精一杯の力でよ、
あの子を引き戻したけどよ、
やっぱり遅くて、
この世界の裏の世界に落としちゃってね、
ツルって手がすべった、
感じ?
でもオイラもやるだけの事は
やったぜ、うん」
「三年前、オイラここに現れたのさ、
ほとんどが
人間がいない場所に現れるのだけどよ、
人がいる時はこんな感じで時間を止めるんだよ。
でよ、
あん時もよ時間は止めてよ、
オイラが出てきた訳よ、
そしたらこれがびっくり!
空間と空間の間の入り口に
ちょうどあの子がいて、
オイラと入れ違いで入っていちゃってね、
うんだもんでそりゃびっくりよ!」
他人事のように言った。
「びっくり!って、あんたね」
ユリツキは少し犬を殴りたくなっていた。
「それでよ、こりゃマズイっ!
てなもんで対処したんだけどよ、
これが遅かった。うんうん」
ますます他人事だった。
「それで?あ!でもあそこにいるじゃねぇか」
ユリツキは”憧れの人”を
まるで友達のように指さした。
「まぁまぁ、
あそこにいるのは十九歳だろ?
十六才のあの子だよ」
(わからん・・・)
「それで?」
「それでよ、
精一杯の力でよ、
あの子を引き戻したけどよ、
やっぱり遅くて、
この世界の裏の世界に落としちゃってね、
ツルって手がすべった、
感じ?
でもオイラもやるだけの事は
やったぜ、うん」

