それが出来たら苦労しないのに。 下を向いてしまったあたしに、先生は続けた。 「親友なんだろ?そんなことで壊れるのは、いくら何でも脆すぎるんじゃねぇ?」 そんなの、あたしも考えた。 けど、自分では動けない。 失うのが怖い―――。 「信頼できるヤツだろ? 離れたくないんだろ?.....言わないと、後悔するんじゃね?」 先生が立ち上がって、大きくため息をついた。 目が潤んでいた。 「あいつもきっと待ってる。お前に近くにいてほしいんじゃないか?」