「.....お前、工藤のこと好きか?」 「え?....好きですよ、いい人だし」 俺の感じたどす黒いものは、きっと勘違いだ。 バカみたいに素直すぎるこいつの、素直すぎる気持ちを信じよう。 工藤に....任せるか。 そこで気付いた。 俺は"振り方"を知らない。 どうすれば鈴音を傷つけずに、きっぱり切ることが出来るだろうか。 俺はどんなに傷ついてもいい。 致死量に達する大傷を負っても、こいつだけは傷つけずに......。