首筋に当たるのは、舌?
ファーストキスのときと同じように、気付いたらすぐ側に、いた。
この前とおんなじタバコの香りがして、体がビクンと反応した。
「せ、んせい?」
後ろには壁、横は先生の腕。
「恭祐って呼べよ」
首を離れた唇は、あたしの唇に重なった。
横にあった腕は、いつの間にかあたしの後頭部を押さえていた。
そして、熱い舌が入ってくる。
「あっ....」
抵抗できずにいたら、ふと先生が離れた。
「....わりぃ。寝不足で抵抗できねぇのに襲うなんて。俺、最低―――」
「あ、いや、別に....」
嫌じゃない、と言おうとして、気付いた。
あたし、先生のこと嫌だったんじゃないっけ?
こんな風に気遣ってくれて、悪い人じゃないのはわかったけど......。
複雑すぎて悩んでたら、先生が笑った。
「何その顔、数学やってるときみたい」
「へ?」
そんなに変な顔してた?
うわー、だったら恥ずかしぃ///
「そんな顔、俺以外に見せんなよ?」


