「亜希!そうだね…帰ろっか?」



そう言って、教室を出ようとしたとき・・・



「おーい!そこの2人!」



「先生?何ですか?」



輪の中から抜け出した先生が、あたしたちに話しかける。




さっきまでテンションMAXだった、
"赤井先生にうざいほど群がる女子の大群"略して『あせだい』が がっかりしながら睨んでくる。




この一年苦労して作り上げてきた友情が
崩れていく気がする・・・




よほどのことがない限りあと二年はこのあせだいたちと

同じクラスだというのに・・・・・