「たっだいま〜!」




「お帰りなさい!」



と 遠くから亜希の声が・・・・



って亜希?亜希がいんの?




あたしはあわてて靴を脱ぎ捨てリビングへ向かう。



「お帰りなさい。美佳!早速篤がねかわいい彼女を連れてきてくれたんやで!さすが イケメンやなぁ〜 お母さん感激!」



お母さんの感激の眼差しの方へ目を向けると、



篤と亜希が並んで料理しとんやけど!なにちゃっかり馴染んでんの?




「ちょ!亜希!何で親友のあたしにはこの間報告なのに!イヤ!あれは報告じゃない 自然に気付かされたんや・・・・」




あたしが一人落ち込んだのに追い込みをかけてくるお母様一名。



「あんただけやったんちゃうん?亜希ちゃんを親友やと思とったんは・・・」



昔から思いこみの激しい子やったからなぁ〜?

と付け加えて・・・・




ガクっと膝から流れ落ちたあたしにさらに追い込みをかけるやつ一名。




新聞であたしの頭をはつり、一言・・・・・




「そんなとこ陣取られたら邪魔!テレビの前なんやけど・・・」



「あっ!あらにぃ・・・」