部屋に帰ると、あたしはすぐ眠りについた。


愛菜がいつ帰ってきたのかもわからないくらい熟睡…


朝目覚めると、愛菜は隣のベッドで幸せそうに眠っていた。


愛菜はバイト休みだから、起こさないよう、準備をしてバイトへ向かった。



仕事をしながら、ゲレンデを見る。



どうしてもシンくんを探してしまう。



見つけた…



あれは絶対シンくん。いつの間にかこんなに広いゲレンデなのにシンくんを見つけることが出来るようになった。


今日は、ちびっこのスキー教室らしい。丁寧に教えているのが、遠くからでもわかる。


同時に、若い女の人じゃなくてよかったと思ってしまうあたし…


そんな光景みたら、彼女でもないのに、嫉妬してしまいそうだから…



ゲレンデの輝き以上にシンくんが輝いて見えて、あたしって重症だなと改めて思う…


早く夜にならないかな…


シンくんと話がしたいな。