「今日から高3かぁ…。」
時間が過ぎるのは速い。

あっというまに卒業して…。

あっというまにおばあちゃん。

一生なんて短い。

「はぁ…。」
「よっ李乃!」
低い声。
声の主はスラッと背の高い

アタシの王子様

「涼介。おはよ。」
アタシは微笑んだ。
1年生の時には子供だった。

でも、恋をして



アタシは大人になった。