「じゃあ、なんで…。」
「雨木に言われたんだ。「李乃ちゃんが悪いって言ってよ。じゃないと、私李乃ちゃんの笑顔つぶすから。」って…。」
「……。」
「俺…お前の事、傷付けた。でも、もっと傷付けたくなかった。」
涼介のアタシを抱きしめる手が震えている。
「え…?」
「李乃…好き。」
「……。」
「ずっと見てた。小さい頃からずっと。李乃、頭良いから必死に勉強して同じ高校に入った。それに李乃、可愛いから競争率激しくて…。俺の10年間は李乃に注ぎ込んでた。」
気付かなかった…。
「涼介?」
「…?」
「アタシも好き。大好き。」
「マジで?」
「うん(ニコッ)」
「李乃…超好き。」
そうしてアタシと涼介は甘い甘い
-キスをした-